活動報告

PTA活動

全幼こP連 全国大会開催

令和4年8月6日(土)全国国公立幼稚園・こども園PTA連絡協議会の全国大会・山口退会が実施されました。今年度はテレビでもおなじみ、元衆議院議員の杉村太蔵さんによる講演をはじめ、兵庫・島根・香川の実践発表担当園によるPTA活動の紹介が行われました。

毎年、全幼こP連に加入する県が持ち回わりでPTA全国大会を実施します。最近では、新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い、全国のPTA会員が開催県に集まるということは控えられています。開催県の県内PTA会員が集まって行われる講演会やPTA紹介の様子を、ZOOMで全国に配信します。それでも、開催権を紹介する各種のプロモーションビデオや、全国のPTAの中から選ばれた実践発表の県の代表が発表を行うことは、全幼こP連の山崎会長をはじめとした多くのPTA役員の努力の賜物と言わざるを得ません。

以前、平成26年に県幼こP連の副会長を拝命していた際に、熊本大会に参加したことがあります。当時、熊本は大地震の直後で、復興途上にありました。熊本城をはじめ、熊本県の多くの人や施設が多大な被害を受けた直後であり、全国大会の開催自体も危ぶまれましたが、大勢の人々の努力で開催に漕ぎつけたことがあります。確かに全国大会の開催は、開催県にとっては大きな負担となります。実施内容の詳細決定から始まり、会場手配、全国から集まるPTAのメンバーの案内と接待。しかし、それらを無事に終えた際の達成感は、筆舌に尽くしがたいものとなります。

こんな全幼こP連ですが、近年は各園や県単位での退会があります。PTAが任意団体であるからこそ、脱退を止めることは難しいのが現状です。そのような状況を受け、全幼こP連でも全国の区域割りを5から3に変更するなど組織変更の途上にあります。確かに全国大会開催の負担を見れば、全幼こP連からの退会を求める意見がでることもやむを得ないのかもしれません。しかし、そもそもPTAは何のためにあるのでしょうか? 負担が大きいことと、PTAをやめることは、問題の次元が異なるように感じます。子ども達のためによりよい教育・保育を確保したいという保護者や教職員の願いが創り上げた団体、それがPTAです。初心に立ち戻りPTAの意義を認めつつ、皆さんの負担になっている部分を解消していく。そんな新しい知恵が今求められているのかもしれません。

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