活動報告

防災

市幼こP連 救命救急法講習会の実施

岡山市国公立幼稚園・こども園PTA連合会では、活動の一環として令和4年6月~7月に、全5回に分けて救命救急法講座を実施いたしました。実はこの活動、今年度が初の実施となります。これまで主に幼稚園では、各PTAが園内で救命救急法講座を実施していることも多くありました。しかし、PTA役員の負荷が大きいことや、新型コロナウイルス感染症の流行により各園での実施が無かったことで、実施方法の伝達が難しくなっていたりします。そこで、各園PTAの皆さんの負担を少しでも減らすとともに、保護者の皆さんに救命救急の重要性を意識していただくため、連合会での実施を試みました。

初の実施ということもあり、開催の周知徹底ができず参加者はやや少なめとなってしまいましたが、参加した保護者の方からは「しっかりと実技も行うことができ、とても勉強になった」というお声をいただきました。私も、2会場ほどを視察に回りましたが、どの会場も消防士の方を囲んで、熱心に保護者が講習を受ける様子が見られました。今回は6月~7月の開催ということで、水の事故を念頭に置きながら、心臓マッサージやAEDの使い方を中心に習いましたが、時間的な余裕のあった会場では、誤飲の際の対処方法などもご教授いただきました。

近年は、様々なアレルギーをもつ子どもも多く、学校園でもアナフィラキシーショックの際のエピペンの使用などが必要となる場合もあります。また、部活動中の心肺停止や、熱中症の対処方法など、学ぶべき内容は多く、これからも継続的な講座の実施を行いたいと思います。

今回、消防士の方からいただいたお話の中に、「救命救急の方法を学ぶことは大切だが、その前に事故を起こさない予防が大切だ」という注意喚起がありました。水に溺れた後のことだけを考えるのではなく、水遊びの際にはあらかじめライフジャケットを着用するなど、普段の心がけが命を守る最大の行為だと教えられました。まさに防災についての心がけと、基本は同じであると感じました。

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